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冬を前にチェック!“寒く感じる家”の特徴と対策
朝晩の冷え込みが少しずつ増えてきましたね。
冬本番になる前に、「うち、なんだか寒い気がする…」と感じたことはありませんか?
実は“寒い家”には、いくつかの共通した原因があります。
今回はその特徴と、これから家づくりを考える方にも役立つ「寒く感じない家のつくり方」をご紹介します。
1. 寒く感じる家の特徴とは?
■ 窓まわりの断熱が弱い
家の中で熱が一番逃げやすいのは「窓」。
壁や屋根に比べて、ガラスやサッシは熱を通しやすく、冬は屋内から逃げる熱のうち約6割が窓から逃げるとも言われています。
シングルガラスのままや、アルミサッシだけの窓だと、せっかくの暖房も効きにくくなってしまいます。
■ 床が冷たい
足元が冷えると体全体が寒く感じます。
原因の多くは、床下の断熱不足や、外気の影響を受けやすい構造にあります。
特に1階の床下に冷気がたまりやすい住宅は、床の冷えがダイレクトに伝わります。
■ 隙間風や気密性の低さ
玄関ドアやサッシのわずかな隙間から入る外気も、室内の温度を下げる大きな要因。
気密性が低い家では、暖房をしても冷たい空気が流れ込み、なかなか室温が上がりません。
2. すぐにできる寒さ対策
■ カーテン・窓まわりの見直し
厚手のカーテンや断熱レースを使用することで、室内の暖かさをキープできます。
サッシに貼る断熱フィルムや、簡易的な内窓パネルなどのDIY対策も効果的です。
■ 床下・ドアの隙間をチェック
玄関ドアの下や床との境目にすきま風防止テープを貼るだけでも、体感温度が変わります。
古い住宅では、床下の点検口から断熱材を追加できるケースもあります。
■ 家具の配置を工夫
外壁側に背の高い家具を置くと、冷気の侵入をやわらげる効果があります。
また、窓のそばにソファを置くと冷気を感じやすいため、位置を変えるだけでも快適さがアップします。
3. 新築・リフォームでできる本格的な改善策
■ 樹脂サッシ+複層ガラスを採用
窓の断熱性能を高めるなら、樹脂サッシとLow-E複層ガラスの組み合わせが理想的。
外気の冷たさを遮断し、室内の熱を逃がさないことで、暖房効率も大きく向上します。
■ 床・天井の断熱をしっかり
床下や天井裏の断熱材を十分に入れることで、家全体の温度ムラを減らします。
断熱は「厚み」だけでなく「施工の丁寧さ」も大切なポイントです。
日射熱は上から、冷気は下からという風に、季節によって効果を大きく発揮する断熱の場所が違うのはご存知でしょうか。夏に重要なのは天井断熱、冬に重要なのは床断熱ということです。
年中快適に過ごすためには家を包む全ての断熱性能を高めておく必要があります。
新築時のコストを抑えるために一部の断熱性能を下げたりしていまうと、後から後悔することにもなりかねません。
■ 高気密高断熱の家づくり
断熱性能だけを高めても、隙間だらけでは意味がありません。
気密性能をしっかり確保することで、家中どこにいても快適な温度を保つことができます。
4. まとめ 〜冬を快適に過ごすために〜
冬の寒さは「気温」だけでなく、「家のつくり方」によって大きく変わります。
断熱・気密・窓の性能をしっかり確保すれば、暖房に頼りすぎずに快適な冬を過ごせます。
この時期にこそ、住まいの“寒さ対策”を見直してみましょう。
そしてこれから家づくりを考えている方は、**「冬に暖かい家」**を基準に計画を立てるのがおすすめです。
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