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引き戸の「インセット」と「アウトセット」

2025/11/21

気づいていない方も多いのですが、引き戸の納まりには代表的に
「インセット」と「アウトセット」があります。

それぞれ“どう見えるのか”“どんな特徴があるのか”を知っておくことが重要です。
なぜなら、メーカーや工務店側が扉の仕様に合わせてどちらかを自動的に採用し、お施主様に細かく確認しないことが多いからです。

家を建てた後でモヤモヤしないように、どこにどういうドアが付くのか自分たちで把握できるようにしておいて、自分たちのイメージと違う場合は変更を相談できるようにしておきましょう。

インセットとは?

インセットは、引き戸が壁の厚み内に収まるタイプです。
(※壁の内部に収まる引き込み戸 ―戸袋式― とは違います。)
下の図(扉部分を上から見たもの)を見ていただくとわかりやすいと思いますが、扉が収まる部分が半分ぐらいの厚みの薄壁になります。

● 見た目の特徴

インセットは扉を開けているときはスッキリと見えますが、閉めているときにこの壁の凹みが気になったりします。枠があるタイプの扉だと特に目立ちます。しかし、その凹みが気になるのは閉めている時間が長い場所だけ。開けている事が多いのであれば、省スペースにもなるのでインセットがいいでしょう。

● メリット

  • 枠内に収まるため、基本的な引き戸として幅広い場所で使いやすい
  • 開けっぱなしの場所では凹みが目立たず気になりにくい
  • 壁から出っ張らないので、家具や家電が置きやすい

● デメリット

  • 閉めたときに枠の凹みが見える
  • 段差部分に埃が溜まりやすいことがある
  • 耐力壁部分では設置しにくい

アウトセットとは?

アウトセットは、扉が壁の“外側”をスライドするタイプの引き戸。
壁と扉の段差は大きくなります。

● 見た目の特徴

壁から扉が浮いているため、壁と扉の間には必ず段差が生まれることは押さえておく必要があります。閉めたときに壁の凹みが無いため、インセットよりもシンプルに見ます。
上部レールは必要なため、それが目立つ場合があります。そんな場合はハイドアにして、上部レールを天井に埋め込む方法もあります。

● メリット

  • 壁の凹みがないため、閉めた見た目がシンプル
  • 後付けリフォームにも適している
  • ドア位置の制約が少ない

● デメリット

  • 壁と扉に段差があり、フラットにはならない
  • 扉が壁の外側にあるため、壁からすこし間を開けて家具や家電を置く必要がある
  • 床にストッパーが必要なタイプがある
  • 閉めていても壁と扉の隙間から内部を覗けてしまう場合がある

特徴を知って選ぶことが大切

インセットとアウトセットは、開けているときと閉めているときの両方をイメージして選ぶのを基本として、耐震やプライバシーの確保なども考慮しましょう。

注文住宅で家を建てるときは、施主側が知らないうちに仕様が決まっていることもよくあります。
理由無く決めているわけではないと思いますが、なぜその扉はその仕様になっているのか聞いてみると良いでしょう。

まとめ:インセットとアウトセットの“見え方の違い”を理解しておく

  • インセット
     → 閉めたときに枠の凹みが見える
     → 開けっぱなしが多い場所では気になりにくい
  • アウトセット
    → 壁に凹みは作らないが、壁と扉の段差は常にある
    → 閉めた状態はインセットよりもシンプルに見える

どちらが正解ということはありません。
空間の使い方やデザインの考え方、場所に応じて選ぶことが大切です。

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