間取りを考えるときに見落とされがちなポイントとは?
2026/01/09
注文住宅の打ち合わせで、
「LDKは何帖にするか」
「収納はどれくらい必要か」
といった話はしっかり時間をかけて検討するかと思います。
しかし実は、間取りを考える段階で見落とされがちなポイントがいくつもあり、住み始めてから
「こんなはずじゃなかった…」
と後悔につながるケースも少なくありません。
今回は、設計打ち合わせの中で特に見落とされやすいポイントを、具体例とともに解説します。
1. エアコンの室外機・配管の位置
意外と多いのが、室外機の設置場所を考えずに間取りを決めてしまうケースです。
こういった設備は、図面やCGパースには描かれないので気づくのが遅れてしまうのです。
よくある後悔例
- 家の正面(玄関横)に室外機が並んでしまった
- 素敵な外観なのに、目立つところに配管がきてしまった
- 室外機の位置のせいでウッドデッキや庭の使い勝手が悪くなった
特に2階リビングや複数台エアコンを設置する場合、
配管の通り道を考慮していないと、外観デザインを損ねる原因になります。
対策ポイント
- 室内のエアコン配置だけでなく「室外機の置き場」までセットで考える
- 外観パースや立面図で配管の位置を確認する
- 将来エアコンを追加する可能性も考慮しておく
2. 給湯器・エコキュート・ガスメーターの位置
外構計画まで進んでから
「ここに給湯器が来るんですか?」
と驚かれることも少なくありません。
見落とされがちな理由
- プランニングの時点では図面に描かれない事が多い
- 生活動線には直接関係しないため意識しづらい
後悔しやすいポイント
- 玄関正面から丸見え
- 隣地境界ギリギリでメンテナンスしづらい
- 室外機や物置と重なってごちゃごちゃする
対策ポイント
- 外構・設備も含めた「外回り全体」で配置を考える
- フェンスや植栽で隠せるかも同時に検討する
3. コンセント・スイッチの位置と数
「数は足りているはずなのに使いにくい」
これは非常によくある後悔です。
よくある失敗例
- ソファを置いたらコンセントが隠れた
- 掃除機用のコンセントが廊下にない
- 夫婦の寝室ベッドの左右にコンセントがない
対策ポイント
- 家具配置を具体的に想定してから決める
- “今の生活”だけでなく“将来の生活”も想像する
- 迷ったら1ヶ所多めに付ける(後から増設は大変)
4. 収納の「量」ではなく「使い方」
収納量は十分なのに、
「結局リビングが散らかる」
というケースも多いです。
見落とされがちな視点
- どこで・何を・誰が使うかまで考えていない
- 奥行きが深すぎて使いづらい
具体例
- 玄関にコート収納がなく、リビングに上着が集まる
- 掃除道具の置き場が決まっていない
- 人はスペースがあると埋めたくなるので、収納があればあるほどモノが増えがち
対策ポイント
- 収納は「動線とセット」で考える
- 使用頻度が高い物ほど取り出しやすい位置に
5. 窓の位置と外からの見え方
「明るさ」や「風通し」だけで窓を決めると、
外からの視線が問題になることがあります。
後悔しやすい例
- 道路からリビングが丸見え
- 隣家の窓と正面衝突してカーテンを閉めっぱなし
- 吹き抜けに設けた窓からの日射がまぶしい
対策ポイント
- 敷地条件・隣家の位置を踏まえて窓を検討
- 高窓・地窓なども選択肢に入れる
まとめ|「間取り+その先」まで考えることが大切
間取りを考えるときは、
どうしても「部屋の配置」や「広さ」に意識が集中しがちです。
しかし本当に後悔しやすいのは、
- 設備の位置
- 外からの見え方
- 日常の使い勝手
といった、図面だけでは気づきにくい部分です。
間取りを検討するときは、
「この家で実際に生活している自分たち」をできるだけ具体的に想像し、気になる点は遠慮せずに設計者へ相談することが、後悔しない家づくりにつながります。
