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【住宅の外壁】種類別メリット・デメリットと失敗しない選び方
2025/05/30
注文住宅で、意外と悩むのが「外壁材選び」。
見た目はもちろん、耐久性やメンテナンス性、費用にも大きく関わる重要なポイントです。
今回は住宅の外壁の主な種類と、それぞれのメリット・デメリット、そして外壁選びで失敗しないためのポイントをご紹介します。
■ 主な外壁材の種類と特徴
1. 窯業系サイディング
現在の日本の住宅で最も多く使われている外壁材。

- メリット
- デザインが豊富(レンガ調、木目調、タイル調など)
- コストが比較的安価
- 防火性に優れる
- デメリット
- 定期的な塗装メンテナンス(約10〜15年ごと)が必要
- つなぎ目(コーキング)の劣化による補修が発生
2. 金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)
モダンな印象の住宅に人気。最近はスタイリッシュな外観が好まれる傾向から注目度アップ。

- メリット
- 軽量で地震に強い
- サビに強い素材(ガルバリウムなど)でメンテナンス性が高い
- シャープで洗練された印象
- デメリット
- 傷がつくとサビの原因になる
- 断熱性・遮音性は素材そのものでは低いため、下地工夫が必要
3. モルタル(左官仕上げ)
昔ながらの外壁材で、職人の手仕事による独特の風合いが魅力。

- メリット
- 自由度の高いデザインが可能(塗り方で表情が変わる)
- 継ぎ目がなくシンプルで美しい外観に
- デメリット
- クラック(ひび割れ)が発生しやすい
- 左官作業のため工期が長くコストも高め
4. タイル外壁
高級感と耐久性を兼ね備えた外壁材。メンテナンスコストを抑えたい方にも人気。

- メリット
- 汚れが付きにくく、メンテナンスがほぼ不要
- 耐候性・耐久性に優れる
- 高級感のある外観
- デメリット
- 初期費用が高め
- 地震でタイルが剥がれるリスクがある(施工の質が重要)
5. 木質系外壁材(板張りなど)
ナチュラル志向の家づくりに人気。自然素材の温かみが魅力。

- メリット
- 自然素材ならではの風合い
- 経年変化を楽しめる
- デメリット
- メンテナンス頻度が高め(塗装や防腐処理)
- 防火性が低い(地域によって制限あり)
■ 外壁材の選び方|後悔しないためのチェックポイント
外壁は一度決めると簡単には変えられないため、慎重な選定が必要です。以下のポイントを参考に、自分に合った外壁を選びましょう。
1. 家のテイストやデザインに合うか
モダン・ナチュラル・和風・南欧風など、住宅全体のデザインとの調和が大切です。
2. 住んでいる地域の気候に適しているか
雨が多い地域では防水性、寒冷地では断熱性など、気候に合った素材を選ぶと長持ちします。
3. メンテナンスの手間と費用も要チェック
初期費用が安くても、塗装などの維持費がかさむ場合があります。長い目で見た「トータルコスト」が重要です。
4. 耐久性・防火性などの性能面
災害時のことも考慮し、耐久性や防火性にも注目しましょう。特に都市部では防火指定がある場合も。
■ まとめ
外壁は「家の顔」とも言える重要な部分。見た目だけでなく、性能やメンテナンス性、コストなども含めて総合的に検討することが大切です。
ご家族のライフスタイルや将来の住まい方に合わせて、最適な外壁を選びましょう。
もし「どれを選べばいいのかわからない」「イメージが固まらない」という方は、お気軽にご相談ください。
プロの視点から、お客様の暮らしにぴったりな外壁をご提案させていただきます。
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