リビングの内装
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眩しさ・寒さ・音…吹抜けのリアルな後悔談と対策

2026/09/11

吹抜けを設けるか検討していると、「吹抜け 後悔」という言葉を目にしたりして不安になる方は少なくありません。実際、吹抜けは開放感や採光の良さと引き換えに、暮らし始めてから気づく難点もあります。とはいえ、その多くは事前に対策できるものです。今回は実際によくある後悔ポイントと、建てる前に確認しておくと安心なポイントをまとめてみました。

吹抜けで後悔しやすい3つのポイント

1、眩しさで昼寝もままならない

私の家では、吹抜けの2階部分に大きなフィックス窓を南と東の2面に設けました。おかげでリビングはかなり明るく、しかも高い位置にあるので近所の視線を気にせず開放感を楽しめています。ここまでは想定通りでした。

ところが、ある晴れた日の昼下がり、リビングのソファで昼寝をしていたら、太陽光が顔に直接当たって目を閉じているのに眩しかったのです。吹抜けの上部にある窓なので、当然カーテンもブラインドもありません。手をかざす以外、光を遮る方法がその場になかったんですよね。

これは設計段階で想定しておくべきでした。電動のロールスクリーンやブラインドなど、光を遮る手段を窓につけておけば防げた話です。吹抜け部分の窓は自分達では届かないので、業者にお願いして取り付けてもらう必要があります。建築時にあらかじめ取り付けてもらっておくのが良いでしょう。

2、冬場の底冷えと暖房効率

吹抜けは空間の体積が大きいぶん、暖房した空気が上に逃げやすく、1階の足元が冷えやすいという声もよく聞きます。特に築年数の古い住宅や、気密性能があまり高くない住宅だと、せっかく暖めた空気が吹抜け上部に逃げ、足元には冷たい空気が入り込んで、エアコンをつけっぱなしにしても足元だけ寒いという状態になりがちです。

これは断熱・気密の性能次第でかなり変わってきます。高気密な施工であれば、暖房した空気が意図せず逃げていく隙間そのものが少ないので、吹抜けがあっても室温のムラは抑えやすくなります。シーリングファンで上下の空気を循環させる工夫も、あわせて検討する価値があります。

3、生活音や匂いが筒抜けになる

吹抜けは1階と2階が空間的につながっているぶん、テレビの音や料理の匂いが2階の寝室まで届きやすいという声も、後悔談としてよく挙がります。夜遅くまでリビングでテレビを見ていると、2階で寝ている家族が気になる、揚げ物をした日は寝室のカーテンまで匂いが残る、といった具合です。

これは間取りの工夫である程度緩和できます。寝室の位置を吹抜けから離す、換気経路を工夫して匂いがこもりにくい動線にするなど、設計段階で相談しておくと安心です。

後悔しないために、打ち合わせ前に確認しておきたいこと

窓まわりの日射・遮光対策

先ほどの経験からも、吹抜け上部の窓には遮光や日射コントロールの手段があるかどうか、必ず確認しておくことをおすすめします。電動シェードやブラインドは眩しさ対策、Low-Eガラスや庇の角度は日射熱対策と、目的によって選ぶものが違います。「明るさが欲しい」だけで窓を決めると、私のように眩しさで痛い目を見るので、「眩しさを防ぐ手段」と「熱を防ぐ手段」を分けて確認しておくと安心です。

断熱・気密性能の数値

「うちは高気密です」という言葉だけでなく、C値(相当隙間面積)やUA値といった具体的な数値を聞いてみてください。数値で確認できると、吹抜けを設けた場合の室温変化についても、より具体的なイメージが持てます。
当社の場合、ここ数年の気密施工を行った住宅ではC値が0.2を下回ることがほとんどです。

※上記数値を保証するものでは

換気計画とシーリングファンの有無

匂いや温度ムラを抑えるための換気計画がどうなっているか、シーリングファンの設置を標準で提案してくれるかどうかも、確認しておきたいポイントです。標準仕様に含まれているか、オプション扱いなのかで、後々のコストにも関わってきます。

吹抜けは、住んでみて初めて気づくことが多い設備です。ただ、それは裏を返せば「事前に聞いておけば防げること」がほとんどだということでもあります。開放感や採光の良さを諦めずに、後悔ポイントをつぶしていく。そんな打ち合わせができると、吹抜けのある暮らしはぐっと満足度の高いものになるはずです。

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